🔍 古代の壁画:レシラム / げきりん・あおいほのお
2013年7月発売 コンセプトパック「EXバトルブースト」収録 | 型番:EBB 020/093
【📋 ネット検索・ショップコピペ用コード窓】
・EBB 020/093 レシラム
【入手場所】
・実店舗(カードショップ):★★★☆ 「見かけない」コモン(ノーマル)扱いですが、10年以上前の限定パックかつ人気の特殊アート枠のため、ストレージで見つかれば奇跡といえる遭遇率の低いカードです。
・ネット通販・フリマ:★☆☆☆ 一瞬で見つかります。
🎨 イラストレーター:Illus. Aya Kusube(楠部 文)氏
絵本作家・イラストレーター。1998年にポケカにイラスト制作として参加し、以降四半世紀を超えてカードを描き続けている大ベテラン。小学館の「ポケモンえほん」シリーズ(『ちいさなゴースト』『きみのうしろのゲンガー』など)や、映画『ドラえもん のび太の恐竜2006』のコンセプトデザインを統括されていた凄まじい経歴をお持ちです。クレヨンや鉛筆で描いたようなザラザラとした独特のタッチが特徴で、これまでに170種類以上のカードを手掛けられています。
🌌 イラストの世界観考察:世界の始まりを紡ぐ、圧倒的な神話木版画アート
見た瞬間に息を呑む、まるで緻密な木版画(木板画)をそのままカードの絵枠にハメ込んだかのような大傑作です。レシラムの背景に精緻に彫り込まれているのは、燃え盛る太陽、うねる雲、吹き荒れる風、まばゆき光、流れる水、保持し、激しく揺らめく炎。それら大自然のすべてのエレメントが、まるで太古の遺跡から発掘されたリアルな壁画か、あるいは世界の始まりをドラマチックに紡いだ創世記の神話絵本をめくっているかのような、神聖で恐ろしいほどの美しさを放っています。コモンという安価なレアリティの枠を完全にブチ壊した、凄まじい表現力です。
⏳ 歴史的背景:のちの「高レアリティ版」の歴史をひっくり返す、安価コーナーの最高傑作!
このカードが発売された2013年7月は、ポケットモンスター『ブラック・ホワイト(BW)』シリーズのカード展開が最終盤を迎え、次世代の『X・Y』へと移行する過渡期でした。当時のカードデザインの主流は、3Dグラフィックス(5ban Graphicsなど)を駆使したフルイラストや、可愛いポケモンたちが並ぶ『シャイニーコレクション』のような、近代的なデジタルアートがトレンドのド真ん中。そんな中、看板伝説ポケモンのレシラムをあえて楠部文氏のアナログ感溢れる木版画・絵本タッチで描き下ろして収録したのが、この『EBB版レシラム』です。
のちの歴史を紐解くと、こういった「白黒」や「金銀」の芸術的なアートは、高レアリティ(URやスペシャルアートなど)を手に入れるのが極めて困難な「超高額カード」の特権として公式から何度も出されることになります。……そう、だからこそ【このEBB版だけが異常なほど尖っている】のです!これほど完成された神話級のアートが、のちの限定高レア枠の歴史を先取りするかのように、あえて「ノーマル(コモン)限定」として、ショップの30円〜50円ストレージにポツンと生身で眠っているという、歴史のバグのような贅沢さこそがこのカードの真の狂気なのです!
さらに面白いのが、このコンセプトパック『EXバトルブースト』の凄まじいカオスっぷり。なんと、同じパック内には「ポケモンエンタープライズ(ゴルゴ所長や中川翔子さん等の番組実写写真カード)」や「イマクニ?」といった、情報量で脳がパンクしそうな超お祭り騒ぎカードが並んでいました。そんな大混沌のラインナップの中で、完全な白黒モノトーンで静かに世界観を制しているカードは、後にも先にもノーマル枠のなかでこのレシラムただ1枚だけ!この奇跡的な対比と、ノーマル限定という贅沢さがあるからこそ、ポケモンカードの歴史を掘り起こすストレージ捜査はやめられません。ショップで見つけたら何が何でも手中に収めるべき、歴史的な名画です!

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