🔍 トレーナーカード:バトル場は穴だらけ!(ロケット団秘密メカ)
1997年発売拡張パック第4弾「ロケット団」等に収録。ジム拡張などにも再録。
【写り込み】ドードー
【Get場所】
「実店舗」(★★★☆)👉<個包装パックかショーケースにある。
「ネット」(★☆☆☆)👉すぐ見つかる。
私はホ〇ーオフで購入。
🎨 イラストレーター:Illus. Sumiyoshi Kizuki(きずき すみよし)氏
ポケモンカード最初期の1997年から長年にわたり、数々のカードを手掛けている大ベテランイラストレーター。木版画やちぎり絵のような、ざらっとした温かみのある独特のテクスチャ表現が最大の特徴。ポケモンのちょっぴりまぬけで可愛い表情や、ユーモラスなポーズを描くのが非常に上手く、初期から現代まで唯一無二の世界観を持っています。1997年からポケカに参加され、黎明期から約30年近く現役で描き続けている大ベテラン。ポケモン公式の絵本シリーズの作画も手がけており、これまでに250枚以上のカードを手掛けています。ラッキーなどの「とぼけた可愛さ」を表現させたら右に出るものはいません。絵本を開いたかのようなノスタルジックで幻想的な世界観は、国内外の多くのコレクターから今なお非常に根強く愛されている。
🔮 考察:「人を呪わば穴二つ」!? ドードーの首がハマる天才的な視覚的ギャグと不条理
テキストを読むと「お互いのプレイヤーは交互にコインを投げ、先にうらを出したプレイヤーの対戦ポケモンに10ダメージ」という、なんとも嫌がらせに特化したロケット団らしいメカの効果。最初にコインを投げるのはこのカードを使った側ですが、もし表を出し続ければ、相手と交互に「表、表、表、表……」と、延々とコインを投げ合うシュールな時間が流れます。 先に「うら(落とし穴にハマる)」を出した方の負け。弱点や抵抗力を完全に無視して奈落の底へ叩き落とされるという、非効率かつ間抜けた泥仕合が展開される。
このイラストの最大の仕掛けは、右端で穴にハマっているドードー。このカードの「バトル場は穴だらけ!」という名前は、実は日本の有名なことわざ「人を呪わば穴二つ」(他人に害を与えようとすれば、自分もその報いを受けて墓穴が2つ必要になるという意味)のパロディ(オマージュ)になっている事。ロケット団が落とし穴を掘りまくった結果、首が「ちょうど2本」あるドードーが綺麗に穴にスポッとハマってしまったという、ことわざの「穴二つ」にかけた、天才的かつ超シュールな視覚的ギャグが炸裂しています。ドードーの顔を1つしか見せないところが更にいやらしいw
さらに皮肉なのがドードーは、すばやさが非常に高く「常に走っている」足が速いポケモンとして有名な点。それなのに、バトル場が穴だらけになったせいで、自慢の俊足を活かせず穴にハマって身動きが取れなくなっているという、能力と状況のギャップの過酷さがコミカルに描かれているんですよ。
初期の旧裏面カードならではのユーモアとシュールさが大爆発している1枚。当時の開発スタッフやイラストレーター陣は、ただゲームを作るだけでなく「大人がクスッと笑えるユーモア」や「ちょっとした社会風刺」をカードに多く盛り込んでいます。特にこのカードが収録された「拡張パック第4弾 ロケット団」のシリーズは、そういったブラックユーモアの宝庫。
他にも、子供のおもちゃとは思えないような面白いテーマのカードがいくつかあります。当時のポケカは、ことわざをギャグにしたり、ちょっとアングラな世界観を描いたりと、クリエイターたちが本当に自由に楽しんで作っていた空気感が伝わってきて、大人になってから見返すとさらに味わい深く感じられます。
📖 ストレージの奥底で見つけた、あの頃の悪巧み
大分のホ〇ーオフ個包装パックの中から発見。 ロケット団の一員になったかのようなあの秘密基地の熱気が鮮烈に蘇る、ワシのコレクションに欠かせない大好きな1枚!「怨み、聞き届けたり……」いっぺん死んでみる?
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