ピカチュウ Illus.Tomokazu Komiya M6a 026/103 🐭10/30

おもしろい
ピカチュウ

カラカラ

**2001年12月発売** 「**ポケモンカードe 第1弾 基本拡張パック**」収録 023/128●

【入手場所】
・実店舗:★★★☆ 実店舗のショーケースで見つかるかも
・ネット通販:★☆☆☆ ネットで容易に入手可能

Illus.Tomokazu Komiya(コミヤトモカズ)氏

作品はどれも独特の世界観とタッチで描かれ、世界中のポケカコレクターから「唯一無二のカルト的な人気」を誇る最強の個性派絵師です。日本の世間一般では、「綺麗で可愛いイラスト」こそ正義であるため、ヘタウマと称され揶揄されていますが、とんでもない。2023年9月から2024年1月までの約3か月半、オランダのアムステルダムで開催されたポケモンとゴッホ美術館のコラボ展にて「ゴッホの絵をオマージュした公式絵を描いた」3人の中の1人です。もちろん手がけたポケモンは「キマワリ」。またポケカ界に長年携わっている絵師で、多くのカードを手掛けられています。ストレージ捜索の際は是非お探しを。

でんきタイプと言いながら「カミナリ」に完全敗北

◆パステル調の子供部屋に、ピカチュウより巨大な赤のカーテン。机の上にはコップが2つ。背後の時計は16時46分を指してフリーズ

◆窓の外の雷におびえるピカチュウ。10万ボルトのプライドを捨ててカーテンに完全寄生。

◆ 時計の針が「16時46分(ジュウロク/シロ)」
一見、ただのピカチュウのカードだが、氏の意図はそこにはない。これは時間ではなく、語呂合わせで「ジュウロク/シロ(16/46)」、つまり「重労働しろ」の暗示なのである。でんきタイプの看板を背負い、アニメで主役を張ってきたピカチュウが、自然の雷にビビって全面降伏している様にみせかけているが、この作品は日本の若者を憂いてカーテンにすがりながら、勤勉に働く様に神(雷)頼みをしている。

◆ 演出の「サボり」で労働を促す
この作品のキー演出は、机の上の2つのコップである。30周年記念という大舞台。他のポケモンたちが必死にポーズを決めて撮影に挑んでいる中、このピカチュウはパステル柄の子供部屋で、誰か(トレーナーかお友達)と「2人きりでジュースを飲んでサボっていた」のである。そこに突然のリアル雷が直撃。「ヤベッ!」と驚いて、パニックのあまりカーテンを引っ張って「僕は何もしてませーん!」と隠れようとしている演出を施している。公式図鑑には「ピンチのときに放電する」とあるが、サボりが神様にばれて「ピンチ」に。放電どころかカーテンの繊維と同化しようとしている様で、背後の時計で重労働しろは、最高にロックな作品と言わざるを得ない。

駿河屋トレカ

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