街のメインストリートと思われるで場所で、人が生活している気配(並べられた食器、停められたバイク、看板、街灯)があるものの、そこには誰もおらず、代わりにヤドンがぽつんと1匹だけで佇んでいる。公式図鑑の「いつもボーッとしていて なにを考えているかわからない」というテキスト通り、人間の生活圏に迷い込んでも動じないヤドンのシュールでマイペースな世界観が、青木俊直氏の温かみのあるタッチで表現されている。本来活気があるはずのメイン通りが無人。遠近法として、手前は細かく描き、奥にあるものは線を減らしている。これらはヤドンの「ぼんやりした視界」の表現(世界観の演出)。「ヤドンが見ている、マイペースで静かな空間」に変えてしまう魔法のような役割を果たしている。世界の解像度が低いキャラクター性を、完璧に一枚の絵に落とし込んだ名作。
イラスト全体でポケモンの世界観を表現する「AR(アートレア)」というレアリティが本格的に始動した弾。新シリーズへの期待感を大きく高める役割を果たしたカードといえる。
💡 所有するカードイラストの考察をお届けしています。
もしサイトを楽しんでいただけましたら、新たなカードへの出会いをご支援(100円〜)をいただけると励みになります。


コメント